3月議会一般質問:中江美和
- 3月14日
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【令和8年3月定例会】
1件目:職員の働き方改革と持続可能な市政運営について
私はこれまで、職員の働き方改革について一般質問で取り上げ、真剣に取り組むよう求め今回で8回目となる。市を担う若い世代の職員の早期退職が相次いでいる現状や、パワーハラスメントを職場から根絶し、職員が伸び伸びと能力を発揮できる職場環境を整備することは、市政運営の持続可能性の観点からも極めて重要である。また、厳しい財政状況の中においては、限られた財源を有効に活用するためにも、官民連携を含めた創意工夫ある施策展開が不可欠であると考え、質問した。
1,平成29年度から、令和6年度途中までの中途退職者は8年間で142人に上り、そのうち業務の要となる係長・課長補佐が18人もいることが明らかになった。令和6年度と、7年度(見込みを含む)の定年退職及び、勧奨退職を除く正規職員の所属別、職層別、年代別の退職者数を伺う。
【市長答弁】
昨年度は、所属別で、総務部が1人、市民部が1人、 地域振興部が1人、こども家庭部が4人、健康
福祉部が1人、 環境部が3人、都市開発部が1人、教育部が7人、職層別で、 課長が1人、主任が6
人、主事が12人、年代別で、20代が6人、 30代が5人、40代が4人、50代が4人で合計19人
本年度は見込みを含み、所属別で、企画政策部が2人、総務部が2人、 市民部が4人、こども家庭部
が4人、健康福祉部が1人、環境部が2人、 都市開発部が5人、教育部が5人、職層別で、課長が1
人、課長補佐が 1人、係長が3人、主任が5人、主事が15人、年代別で、20代が 5人、30代が11人、
40代が7人、50代が2人で合計25人
【中江の主張】
昨年度は19人の退職者がいて、本年度は25人の退職者の申出があり、昨年度と比較すると6人増加
している。私は、平成29年から退職者数について質問を続けてきたが、この8年間の中でも、本年度
は過去最多の退職者数となっている。
特に本年度は、30代の退職者が11人と最も多く、課長補佐や係長といった組織の中核を担う職層の退
職も見られ、「組織の風通し」に課題はないのか、改めて検証する必要があると考える。
さらに、本年度の退職者25人のうち、女性が10人いることも判明。
令和7年6月3日に、女性議員9人連名で「小平市の女性政策を促進するための要望書」を市長に提出
しました。現時点でこの要望書の進捗状況が見えないため、女性も働き続けたいと思える組織へ。離職
防止の観点からも、ぜひ真摯に受け止め、施策として実行していただくことを求めます。
2,令和元年度から令和6年度のメンタル不調を要因とした1か月以上の長期休職者数は、延べ25人、27人、25人、25人、21人、26人でした。令和7年度について、令和8年1月末時点の延べ人数を伺う。
【市長答弁】
メンタル不調を要因とした休職者は、先月末時点の延べ人数は、24人。
【中江主張】
昨年の一般質問で、改定を迎える「小平市特定事業主行動計画HAPPYこだいら」に、クロスメンター
制度を位置づけるべきだと再度提言しました。
3,ハラスメントに関する相談件数は、令和5年度において5件であった。その後の再発防止策及び解決に向けた取組の進捗状況について、市の対応を伺う。
【市長答弁】
ハラスメントに関する再発防止策及び解決に向けた 取組の進捗状況は、令和6年 12月に実施した、 職
員ハラスメントアンケートにおいては、ハラスメント防止対策として特に有効だと思うものとして、相
談体制の強化、外部相談窓口の設置を挙げる声が多くあり、昨年12月 から、相談しやすい 環境づくり
として市の苦情相談窓口の構成に職員課長を加え、管理職が相談しやすい構成にしたほか、来年度は 、
新たにハラスメントに関する外部相談窓口の設置を予定。
【中江の主張】
来年度設置予定の外部相談窓口については、令和8年度予算の中でも一番と言える位の事業であると評
価している。議会でも現在、ハラスメント防止の取組についてアンケート(案)について協議を進めて
いる。市では昨年職員ハラスメントアンケート調査を実施したが、継続的な実態把握が重要と考え引き
続きアンケート調査を求める。
4,職員のワークライフバランス向上や人材確保、離職防止の観点から、フレックスタイム制の導入を検討すべきと考えるが、市の見解を伺う。
【市長答弁】
フレックスタイム制の導入でございますが、地方公務員に フレックスタイム制を導入するためには、サービスの継続性と市民対応、 組織内での調整の困難性、制度の公平性の維持、労働時間管理の複雑化など、多くの課題があるため、慎重な対応が求められる。 しかし、職員の働き方改革や柔軟性の向上によるメリットも 期待されるため、制度の適切な範囲設定やDXによる働き方改革、 段階的な運用などを検討することが重要であると考えている。
【中江の主張】
フレックスタイム制の導入や、窓口開庁時間の短縮については、庁内においても制度導入を求める一定
のニーズがあるのではないかという点と、毎年20人以上の退職者やメンタル不調が出ている現状を踏
まえ、今後の人材確保や、若手職員の離職防止につながる制度ではないかという問題意識が趣旨である。
公平性の確保は大前提ですが、制度設計次第で柔軟な働き方は十分可能と考えることから、まずは限定
的な試行から検討を進めて頂きたい。
5,近年、全国各地の自治体において、職員の働き方改革及び業務効率化を目的とした窓口開庁時間の短縮の取組が広がっている。市においても、窓口開庁時間短縮の検討を行うべきと考えるが、市の見解を伺う。
【市長答弁】
窓口開庁時間短縮の検討 でございますが、職員の時間外勤務の縮減等に資する取組として、全国的に動向があることは認識。現在のところ具体的な検討を行っていないが、行政手続のデジタル化の進捗等を勘案しつつ、今後も情報収集を進めていく。
【中江の主張】
福生市をはじめ、すでに窓口受付時間の見直しに踏み出している自治体が多くある。小平市の場合は、
まずは検討の遡上にあげて頂き、先行事例を検証し、小平市に合ったモデルを構築して頂きたい。
6,令和7年9月定例会における民間事業者からアイデア等を受け付ける専用窓口の構築についての質問に対して、「公民連携デスクの窓口の整理と並行して検討してまいります。」との答弁があった。これまでに整理した具体的な内容及び、検討スケジュールを含めた、その後の検討状況について伺う。
【市長答弁】
民間事業者からアイデア等を受け付ける専用窓口に 関する検討でございますが、関係課において、専用
窓口を設置した場合に市として目指すべきことや、あらかじめ準備しておくべき事項について、課題の
整理を行っている。民間事業者と市の双方が強みを生かし、効果が生み出されるよう、実施のための仕
組みづくりについて方向性をもって検討していく。
【中江の主張】
公民連携デスクについては、早期設置を要望して、引き続き注視して行きます。
7,中央エリアシビック・サイトの複合施設において、ネーミングライツを導入することは、財源確保策として有効である。小平市初となるネーミングライツを導入するべきと考えるが、市の見解を伺う。
【市長答弁】
ネーミングライツの導入は、中央エリア 複合施設は市民の方が利用されるホールや多目的室のほか、福
祉事務を行う行政の執務室もあることから、民間事業者が スポンサーとなり、施設の名称を命名するこ
との影響のほか、導入に必要な経費に見合った収入を安定して確保できるかなど、 整理すべき課題があ
るものと認識している。
【中江の主張】
中央エリア複合施設へのネーミングライツ導入は、小平市初の取組となることを期待して引き続き動向
を注視していく。
2件目:スマートロック及びスマートバス停の導入でDXを加速化すべき
近年、デジタル技術の進展により、公共施設や公共交通分野においても、利便性の向上や業務の効率化
を目的とした取組が各自治体で進められている。スマートロックは施設の鍵管理の省力化や利用者の利
便性向上、また、スマートバス停はリアルタイムな運行情報の提供や、高齢者や来街者にとっての分か
りやすさの向上など、多くの効果が期待される。市においても、人材確保の困難や限られた財源の中で、
公共施設や公共交通を持続可能にしていくため、デジタル技術の活用を推進するべきと考え、質問した。
1,地域センター、公民館、学校体育館や、今後新設される小川パレット、(仮称)地区交流センター等、特に中央エリアシビック・サイトの複合施設の公共施設については、スマートロックを導入するべきだが、市の見解を伺う。
【市長答弁】
公共施設におけるスマートロックの導入は、地域センターにつきましては、メリットや課題、費用対効
果等を踏まえ、検討してまいる。また、学校施設スポーツ開放事業につきましては、学校の警備員の業
務時間内で体育館を スポーツ開放しており、利用者への鍵の受け渡しも行っていないことから、現段階
で導入は考えてない。 今後、新設する施設の検討状況は、小川駅西口複合施設小川パレットについては、
市民の皆様が利用する部屋などについて、現段階ではスマートロックの導入は予定しておらず、バック
ヤードでは一部、導入を予定している。仮称地区交流センターは、小平第十一小学校等複合施設の整備
における設計 にあわせて、スマートロックの導入を含め、利便性の向上などを検討していく。中央エリ
ア複合施設には、設計段階において、スマートロックの設置は入って おりませんが、今後、工事完了後
の設置の可否のほか、費用対効果等について、課題を整理 してまいります。公民館におけるスマートロ
ックの導入は、公民館においては、職員が常駐して、利用にあたっての相談、安全管 理などを行う必要
があることから、現状においては利用者の利便性、及びセキュリティ面での課題があると認識しており
ます。しかしながら、 他自治体において導入している実態もあることから、導入ついて検討していく。
【中江の主張】
まずは試行として対象施設を決めて、効果や課題を検証した上で、導入可能な施設から順次導入頂きた
いと提言した。
2,自治体で導入が進んでいるスマートバス停について、市においても市内のコミュニティバス及び路線バスにおいて、民間事業者と連携して導入すべきと考えるが、市の見解を伺う。
【市長答弁】
民間事業者との連携による導入でございますが、スマートバス停の設置には、 電源がない場所の場合は、太陽光発電パネルやバッテリーの設置が必要となるほか、デジタルサイネージや通信機器などの設置も必要となり、これらの機器のメンテナンスやシステム 更新にも継続的な費用が発生する。また、道路の幅員や歩行者への影響などから、現在のバス停の位置に設置することが難しいケースも考えられることなど、導入に向けては 様々な課題があるものと捉えている。 市としては、バス停については、各運行事業者が状況に応じて設置を行うことから、定期的に開催される小平市地域公共交通会議において、運行事業者へ情報提供を行うとともに、近隣市の導入実績やその有効性について注視していく。
【中江の主張】
「(仮称)にじバス25周年記念プロジェクト」として戦略的に位置付け、導入を検討する。そうした前
向きな企画も一つの選択肢だと考える。記念の年を単なる節目で終わらせるのではなく、次世代のバス
停づくりを小平から発信していく。是非、こうした取組を前向きに検討して頂きたいと提言した。
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