9月議会では、鈴木遺跡と物価高騰の影響を大いに受けている農業用の肥料についての2件、質問をいたしました。
『鈴木遺跡の魅力をもっと発信しよう』
鈴木遺跡は、僕の地元鈴木町にある、日本の旧石器時代を代表する大変貴重な遺跡です。昨年の3月に国指定史跡化し、鈴木遺跡資料館への来場者数も年々増加しています。しかしながら、その魅力を発信する体制には改善の余地が多分に残っています。
広報の面では、正式なマスコットキャラクターの作成と、現在の鈴木遺跡資料館門扉に設置されている原始人風の男の子と女の子のキャラクターと配布している資料(たんけんマップ)にのみ存在する動物のキャラクターのリメイク・リデザイン・公募を提言しました。
また、資料館にある映像資料が僕の生まれる前に作成されたものを現在も使用している、資料自体が考古学的な存在だったことが判明し、これも最新情報での新規作成もお願いしました。
『物価高騰の影響が著しい農業資材等について今後の対策は』
世界的な需要が増えたこと、ロシアによるウクライナ侵攻によって、様々に影響が出てきています。各種報道もされている通り、農業資材や農業肥料は昨年よりも倍近くに跳ね上がっています。また、来年には肥料が市場から消えてしまい購入することすらできなくなってしまう可能性も浮上してきています。そこで、自治体レベルで農業用の肥料を作成し、市内の食料自給率を少しでも底上げすること、物価が高騰しても農業経営を続けられるような体制づくりが必要であると考え、質問いたしました。
小平市では近隣他市よりもいち早く、6月に可決された補正予算第1号で農業生産資材費高騰臨時対策補助金を創設しています。この補助金を来年度も継続してほしい旨、要望いたしました。また、家庭から出る生ごみによる堆肥化事業、学校給食の食物残渣を利用した堆肥化事業が行われていますが、生ごみを再利用した堆肥は油分や塩分の関係で、農業用としては100%適さないものである為、新規で毎年出る果樹の枝などをチップ(細かく砕いた状態)にして堆肥化する事業を近隣市などと協力して行えないか見解を伺いましたが、難しいようでした。これについては引き続き提言していきたいと思います。
一般質問終了後に別会派の議員から、前職(ナレーター・声優)の視点で質問するね、と声をかけられました。喜んでいいのかな?となりましたが、自分は変えられないのでこの視点は大事に磨いていきたいところです。
そんな独自の視点と農業者の視点による9月の一般質問でした✋
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