1件目:関東大震災後100年を契機とした自助・共助・公助のさらなる取組を
令和5年9月1日は関東大震災から100年目の節目を迎え、この日は防災の日にも指定されています。また、国土強靭化の観点からも気候変動や地震等の自然災害の脅威に対して、ハード整備に加え、社会情勢の変化を踏まえたソフト対策により、市民の生命と財産を最大限守り、被害を最小限に抑え、復旧・復興を可能な限り、早期に実現するための備えをすることが重要です。この節目の日を機会に、改めて市民1人1人に自らの命を守る自助・共助の取組を促し、小平市第四次長期総合計画にある小平市における国土強靭化地域計画、また、一昨年見直された小平市地域防災計画でのリスク軽減に対応する市の取組状況について、質問致しました。現時点の避難所運営マニュアルの作成状況については、完成19地区、作成中9地区、完成時期は示せないとのことでした。完成時期が示せないという答弁は危機管理ゼロに近いです。災害が来たらどうするのでしょうか。市は、悠長なことをいっている暇はありません。職員も一緒になって避難所運営マニュアルを作成するべきということは指摘しました。また、これまでに立ち上がっているいくつかの避難所開設準備委員会から、「活動資金がないため思うような活動ができない」との要望を伺っているため、自助・共助の取組を促進させるために、活動資金の補助金を支出すべきだが、市の見解を伺いましたが、補助の考えはないとのことでした。近隣市においても補助を実施している自治体もあります。避難所開設準備委員会へ活動資金を、市が支援することは、私は必要不可欠だと考えますので、令和6年度予算に入れて欲しい旨の要望をしました。さらに、関東大震災後100年を機に、国分寺市は防災用備品購入の5千円の補助、江東区は5千円相当の防災用品のカタログギフトの配布を行っている。防災啓発の一層の推進を図ることから、市においても実施すべきとの提言や、市長は生活文教委員会委員長を務めていた平成29年に「市民の防災意識を向上させる取り組みについて~(仮称)災害対策基本条例策定に向けて~」とした政策提言をおこなっている。市長は、防災・減災を87の政策の3本柱としていることからも、早急に災害対策基本条例を制定すべきと考えるが市長の見解を伺いました。しかしながら、どちらも考えはないとの答弁でした。小平市は、より災害に強いまちにしようとか、また市民の意識啓発等、おこなう姿勢が見られませんでした。今回は様々な提言をしましたので、今後の動向を注視していきます。
2件目:花小金井駅から羽田空港連絡バスを走らせよう
新型コロナウイルス感染症は感染症法上の分類が5類へ移行し、現在は市民の旅行などによる移動の需要に加え、訪日外国人の旅行も急増し、インバウンドの回復が期待されています。しかし、小平市内から羽田空港へのアクセスは鉄道を利用するしかない状況です。帰省・ビジネス・旅行などで羽田空港を利用する市民は多数おり、市内から羽田空港行きバスがあると便利だから乗りたいという要望を伺っています。また、小平市は観光客誘致としても郷愁を誘う見どころが沢山あります。市内と羽田空港とのアクセス手段として、利便性向上のためにも、花小金井駅から羽田空港連絡バスを新設するべきと考え、今回議員になって初めてこの内容の質問をしました。市長答弁は、まずは、民間バス事業者が、交通管理者等の関係機関との調整や利用促進のための周知が必要と認識している。現在、小平市への乗り入れの要望等については把握していないが、利便性の向上や駅周辺の賑わいの創出などの期待できる。今後、市としては、運行したい民間バス事業者が出てきた場合には、駅前広場を安全、円滑に利用するための支援や連携などが必要となることから、民間バス事業者の動向を注視する。との答弁でした。私は、花小金井駅から羽田空港行連絡バスを走らせることについては、利便性向上や乗り換えがなくて直通で羽田空港まで行けるということや、小平市の交通網としても、交通手段の選択肢が増えて、寄与できて、私は効果があると考えます。運行したいといった民間バス事業者を探るのと同時に、引き続き実現に向けて注力していきます。
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