(1)食物資源循環事業に参加するまでの7つの壁について
小平市で実施されている食物資源循環事業について、事業内容を整理し参加するまでの障壁を下げるための提案をおこないました。この事業は、資源循環を目的に、通常のごみ収集とは異なり、生ごみを入れたバケツを週1回集積所に出し、堆肥化するもの。申込みは、市内3世帯以上でグループを作り、敷地内に集積所を決めて、代表者が申込みをする。参加者には、できあがった堆肥が年2回配布される。10リットル程度のフタつきバケツを自身で用意するか、この事業専用のバケツを購入することもできる。専用バケツ購入の場合、半額の購入費補助金が出るとなっている。
ここで、自らの体験をもとに、市民が、事業に参加するまでに7つの壁について、解消に向け、質問しました。
結果、以下の項目について検討することになりました。
〇通称「生ごみ堆肥化事業」等の活用やQRコードで紹介ページの共有
〇事業参加申し込み手続きの簡易化
〇事業のターゲットを意識した勧奨
(2)不登校児童・生徒の健康診断を考える
市立小学校・中学校で毎年実施されている健康診断で、通常、身長や体重のほか、栄養状態や口の中の病気、心臓疾患、骨格の発達などを検査し、異常が見つかった場合は医療機関の受診を勧めている。ここで、不登校児童・生徒に対して、健康診断未受診を見過ごしていないか、大阪府吹田市の取組も併せて見解と取組状況を質問しました。
①学校外で健康診断を受診する際の費用負担状況
→案内書の記載の医院であれば全額補助している
②内科耳鼻科眼科歯科の個別受診の改善
→現在4科を受診しなければないが受診しやすい方法を研究する
③学校区以外の医院の選択の柔軟化
→実現済
④受診期間の延伸化について
→年度末受診可能としている
質疑で、仕組みは概ね確認できたが、運用面では心配な点が残った。
特に、受診案内書の改善について、現場の先生、養護教員、医師会、歯科医師会と検討するよう求め、定期健康診断をきっかけに、こどもたちの健康を家庭、学校、社会でサポートできるよう注目したい。
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