岡田しんぺいです。9月定例会での一般質問は以下の通り。
1件目『苛酷過ぎる昨今の猛暑による熱中症へのさらなる対策を』
2件目『再び獣害などの対策について問う』
1件目は熱中症対策について。
最近は少し涼しくなってきましたが、今年の夏はご存じの通り猛暑でした。10月半ばまで暑さが続くとか。今年だけの異常気象なのかはわかりませんが、年々夏の平均気温は上昇しているので、来年以降もきびしい暑さは続くだろうと予想できます。
各種メディアでも熱中症についての注意喚起が連日されていました。熱中症の救急搬送数も近年では最多の数値を記録しています。
こうした状況の中、小平市としても熱中症対策をより具体的に進めていく必要があるだろうという観点で質問いたしました。
来年には法改正に伴い政府も熱中症対策に力を入れることが発表されています。法改正には暑さを避けられる場所の設置が示されています。
クーリングスポット(クーリングシェルター)という暑さから逃れられる場所、一時的に休憩できる涼しい場所を、熱中症対策として設置している自治体が増えています。小平市では公共施設がそれにあたると答弁していましたが、それだけでなく民間の施設や商店などと協力して、更に増やす取組を行うべきだと提案いたしました。例えば、世田谷区では薬局や銭湯、接骨院などと協力して、涼める場所を増やす取組を行っています。
市は民間へ協力を求めるのにはハードルがあると、あまりやる気を感じる答弁ではありませんでしたが、地域コミュニティを醸成するのにも貢献するでしょうし、9月はスクラッチキャンペーンもあったので、消費喚起にも繋がった可能性はあります。以上を踏まえ、先日提出した会派の予算要望へ『市内民間事業者や寺社仏閣とのクーリングスポット(クーリングシェルター)協定の締結』を盛り込みました。
2件目は害獣対策について。
昨今、ハクビシンやアライグマによる農作物への被害が増加傾向にあります。以前にも同種の質問をしたのですが、今年はそれに加えカラスによる被害がとても多かったです。市内の農業者の方からも被害を訴えるお声を聞いています。
東京都にはアライグマ・ハクビシン防除実施計画というものがあり、小平市もこの計画に参画しています。以前はこの計画に則って動いていくと答弁がありました。市では、実際に害獣の被害などの相談があった場合は積極的に駆除に動いています。市で出来ることはフルMAXでやっています。しかし、この計画において東京都が実際に音頭を取って動いていることは全くありません。年に数回の研修くらいで、近隣市などとの情報交換も行えていない状況にあります。より具体的な駆除に向けた動きを行っていただきたいことを東京都へ申し伝えることを要望いたしました。
また、カラスの被害については、基本的には自衛するしかないのが現状です。市では防鳥ネットの購入補助がありますが、これについての広報周知が足りていないので、より広く発信することを要望。
農業被害だけでなく、住宅街での被害や空き家へ棲みついたりなど、9月定例会では他の議員からも被害について言及がございました。害獣対策は今後も注視していきます。
Comentários